あまね

日本小児在宅医療支援研究会in熊本

9月21日(土)、熊本市シビックホール(熊本城ホール)にて開催された「第13回日本小児在宅医療支援研究会」に参加し、一般演題B-V「家族の就労について」にて、座長を務めました。

2つの演題があり、かわごえファミリークリニック田村佳子先生による「医療的ケア児の母の就労の意義とは」と、はぐむのあかりクリニック荒木 俊介先生による「医療的ケア児の保護者の就業に関する心理的ストレス要因の研究」発表を担当しました。
どちらも大変貴重な研究で、家族の就労が子を失った後の悲しみを癒す効果があることや、保護者の「児へのケア」や「就労」の位置づけが、「負担」と捉えるのではなく、「生きがい」「働きがい」などとする価値観が大きいことが示唆されました。

医療的ケア児の保護者の就労はまだまだ困難な状況ですが、あまねでも障害児者の家族がお仕事をされています。
就労が働く以外の大きな意義があることが改めてわかり、これからも就労を支援していきたいと思いました。

発表後は質疑応答も活発で、会場の皆様のご協力のおかげで、無事に初座長という任を降りました。
一般演題以外のシンポジウムや演題も大変興味深いセッションが多かったのですが、自分の役目で緊張し、まわりきれなかったので、後日配信で勉強します。

今回の研究会では、全国の知人と再会でき、懇親会も楽しく、大変有意義なひとときでした。

このような機会を与えてくださった日本小児在宅医療支援研究会会長の前田先生、開催地・熊本の先生方、関係者の皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。